2010年2月

店舗が通学路に面しているので、時々小学生の元気な声が聞こえてきます。
普段は通り過ぎるだけですが、新しく咲いた花に気づいたり大きなカマキリを見つけたりすると、軒下に立ち止まって何人かでわいわいするのもいつもの事です。

今日も軒下でわいわいする声が聞こえます。それも聞こえてくる声の調子からすると、何やら 結構いいモノ が見つかった様子です。
どれどれ?気になって窓を開けてみると・・・ お!りっぱな つらら が下がっていました。しかも “悪魔の指 (または爪)” みたいな不思議な形のつららが!
ちゃんと 節くれ立った間接 のような部分も有って、なかなか良く出来ています。
いや、実際に 悪魔の指 を見た事は無いのですが、映画で得た知識によるとこんな感じだと思われます。

悪魔の指先風つらら

それからもうひとつ、ほぼ水平に伸びる 大きなつらら もありました。

水平に伸びるつらら

好奇心旺盛な子供たちのおかげで、ちょっと珍しいものを見る事が出来ました。

2月5日 ATOK (エイトック) 2010 for Windows が発売になりました。

Windows では文字の入力を補助するために IME (Input Method Editor) というソフトウェアを利用します。
日本語の入力には必須のソフトウェアですから誰もが毎日お世話になっているはずなのですが、控えめで出しゃばらない裏方的存在なので、お世話になっている感覚はあまり無いかも知れません。
とにかく、IME とは漢字を入力する時に変換の候補を表示してくれる アレ の事です。

Windows には標準で MS-IME という漢字変換のソフトウェアがインストールされていますが、より効率的により正しく日本語を入力する事が出来ると評判なのが ジャストシステム の ATOK です。
メーカのウェブサイトに 「ATOK は、日本語の誤用を未然に防ぎ、スムーズな文章作成をサポートする日本語入力システムです。」 とある通り、単に漢字の変換をするだけでは無く入力ミスや誤った日本語の使い方を指摘訂正してくれるので、ちょっと日本語に自信の無い私には欠かす事の出来ないとても有り難いソフトウェアでもあります。

さて、ATOK の有り難さを示す事例としてよく挙げられるのが次のようなものがあります。

例えば「的を射る」を誤って「的を得る」と入力すると
的を得る《「的を得る/的を射る」の誤用》 と指摘してくれます。(*1)

的を射る

また「シミュレーション」を誤って「シュミレーション」と入力すると
シュミレーション《「シミュレーション」の誤り》 と指摘してくれます。

シミュレーション

さらには 「おざなり」 だっけ? 「なおざり」 だっけ? と迷った時も
【なおざり/おざなり】の解説表示 を選択する事で、それぞれの意味を解説してくれます。
おお、これは有り難い。

おざなり?

常日頃、漢字の誤変換に悩まされていて 「パソコンって意外と賢くないなー」 と感じている方には特にお勧めです。
メーカのサイトには 30日間の無償試用版(体験版) も用意されていますので、ぜひ一度お試しあれ。

ATOK 2010 for Windows 通常版:パッケージ製品 8,000-
ATOK 2009 for Mac    通常版:パッケージ製品 9,800-

関連リンク
ATOK.com (ジャストシステム)  http://www.atok.com/

(*1)  これについては 「的を得る」も誤りではない(または正しい) という説もあります。今回は、ATOKの指摘と 広辞苑に「的を得る」が載っていない 事から、誤用の例としてご紹介しました。