2010年1月

今回は お気に入りじゃないモノ についてのお知らせです。

昨年末から今年にかけて Gumblar (ガンブラー) が猛威をふるっています。

ガンブラーとは一般的なウイルスの名前ではなく、ウイルスなどの “悪意のあるプログラム” をダウンロードさせようとする 攻撃手法 のことです。
Gumblar によってパソコンに感染するウイルスは攻撃によって異なり、その目的はさまざまです。

Gumblar の攻撃は不正なプログラムを含んだウェブサイト(ホームページ)を閲覧することによって行われますが、困った事にこれは 悪意のあるウェブサイト だけではありません。ごく普通の正しいウェブサイトであっても 悪意のある攻撃者 によって改ざんされ、不正なプログラムが埋め込まれている可能性があります。

Gumblar には 目的 があります。ID や パスワード を盗み取ったり、いわゆる偽ソフト(詐欺的なソフトウエア) をインストールしたりする事です。
ですから、被害にあった事を悟られないよう隠密に動作するため、仕掛けられた事に気づかない事も多いのですが、パソコンをよく観察すると次のような症状が見られます。

  • Windouws Update にアクセス出来なくなる。
  • ウイルス対策ソフトの定義ファイルが更新が出来なくなる。
  • CPU、メモリの使用率が高くなり、パソコンの動作が重くなる。

また、まれに「パソコンの電源を入れると、真っ暗な画面にマウスポインターだけが表示されて操作が出来なくなる」という分かりやすい症状が現れる事もあります。

さて、Gumblar による被害を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

  1. 必ずウイルス対策ソフトウェア を導入して下さい。すでに導入済みの場合は 定義ファイルを最新のものに更新してください。
  2. 「Windows update」で Windows を最新の状態に更新してください。
  3. 「Adobe Reader」「Flash Player」「JavaScript」などなどのアプリケーションを最新の状態に更新してください。

以上の3つの事を心がける事で Gumblar から攻撃を受ける可能性がかなり低くなりますので、ぜひ実施して下さい。

マルウェアダウンロードさせようとする攻撃手法のこと

先日、各社の春モデルが発売になりました。
あらためて仕様を眺めてみると Windows7 の64ビット版を採用する機種が大幅に増えています。

SONYは一部機種を除いて前モデルから引き続き64ビット版を採用。NEC、東芝、富士通 も一部の機種を除いて、再インストールする事で32ビット版と64ビット版を切り替えられるセレクタブルOSを採用しています。(東芝は前モデルから)

64ビット版のWindows7には様々なメリットがありますが、現在のところ一番のメリットは利用できるメモリの量が増える事です。
32ビット版の場合は利用できるメモリの量が最大で (機種によって若干の差はありますが) およそ3.2GBであるのに対し、64ビット版になると Windows7 HomePremiumなら16GBまで、Professional、Ultimateなら192GBまで利用する事がきます。

メモリを潤沢に必要とするユーザにはもちろん64ビット版をお勧めしたいのですが、今のところ64ビット版では動作しないソフトウェアや周辺機器もありますので、その点はよく確認する必要があります。

いずれにしても追加の投資をすること無くいつでも64ビット版へ移行する事が出来るようになった事は大いに歓迎すべき事だと思います。

2010年春モデル1月18日 国内4メーカ(NEC、SONY、東芝、富士通)から 2010年春モデル が発売されました。
CPUにはインテルの「Core i」という新しいシリーズが搭載されたモデルが増えて、より一層快適な動作が期待出来そうです。

これで2009年冬モデルから採用された Windows7 と合わせて、まさに “ソフトもハードも最新” と呼ぶにふさわしい内容になりました。

あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

ロケット・コンピュータワークスは本年で9年目を迎えました。
これもひとえに皆様方のご支援ご愛顧の賜と心より感謝いたしております。

これからも、パソコンを通じてユーザの夢をかなえる “チカラ” になれるよう、より一層の努力をしてまいります。

謹賀新年

Apple社のiMac(アイマック)の 中身を取り除いて  “猫ちぐら”  にしました。
マックで作った猫ちぐらなので  “マックちぐら”  です。