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3月4日に米国コロラド州デンバーで Internet Explorer 6 (IE6) の葬儀が執り行われたそうです。

参照リンクにある葬儀の写真には、FireFox をはじめ、Opera、Safari、GoogleChrome、IE8 などの最新のモダンブラウザたちが参列する様子が写されています。
ちょっと悪ふざけ?のような気もしますが、IE6 の生みの親である Microsoft からの献花もあり、ともかくしめやかに執り行われているようには見えます。 (そうなのかなー?)

確かに最近の新しいWebサイト(ホームページ) の中には、古い仕様の IE6 では正常に表示出来ないものも現れてきました。
また、Google は3月1日に一部のサービスで IE6 のサポート打ち切り、同様に youtube も3月13日にサポートを終了するため、IE6 では表示出来なくなります。
そんな事から、10年近くにわたってインターネットの世界に貢献してきた IE6 もいよいよ引退の時期に来ているという事が実感されます。

問題は 「 IE6 以降のブラウザをインストール出来ないWindows (2000 や Me など) を使っている場合はどうなるのか?」 という事ですが、今すぐにすべてのページが見られなくなるわけではありません。
中には表示が乱れたり表示出来ないコンテンツもありますが、しばらくは今までとそう変わりなく閲覧出来るページも多いだろうと思われます。とりあえずは 一安心 ですね。

もちろん、Microsoft もより新しい IE8 へのアップグレードを促したい考えを示しており、これからは IE8 や 近々デビューすると噂される IE9 への移行がますます加速していく事は明らかです。
今まで通りにインターネットを 便利に楽しく快適に 利用するためには、この冗談のような IE6 の葬儀 を遠くから眺めつつも、そろそろ新しい Windows への移行を真剣に考える必要があるのかも知れません。

参照リンク
TechCrunch Japan http://jp.techcrunch.com/archives/20100305ie6-funeral/

先日、各社の春モデルが発売になりました。
あらためて仕様を眺めてみると Windows7 の64ビット版を採用する機種が大幅に増えています。

SONYは一部機種を除いて前モデルから引き続き64ビット版を採用。NEC、東芝、富士通 も一部の機種を除いて、再インストールする事で32ビット版と64ビット版を切り替えられるセレクタブルOSを採用しています。(東芝は前モデルから)

64ビット版のWindows7には様々なメリットがありますが、現在のところ一番のメリットは利用できるメモリの量が増える事です。
32ビット版の場合は利用できるメモリの量が最大で (機種によって若干の差はありますが) およそ3.2GBであるのに対し、64ビット版になると Windows7 HomePremiumなら16GBまで、Professional、Ultimateなら192GBまで利用する事がきます。

メモリを潤沢に必要とするユーザにはもちろん64ビット版をお勧めしたいのですが、今のところ64ビット版では動作しないソフトウェアや周辺機器もありますので、その点はよく確認する必要があります。

いずれにしても追加の投資をすること無くいつでも64ビット版へ移行する事が出来るようになった事は大いに歓迎すべき事だと思います。

2010年春モデル1月18日 国内4メーカ(NEC、SONY、東芝、富士通)から 2010年春モデル が発売されました。
CPUにはインテルの「Core i」という新しいシリーズが搭載されたモデルが増えて、より一層快適な動作が期待出来そうです。

これで2009年冬モデルから採用された Windows7 と合わせて、まさに “ソフトもハードも最新” と呼ぶにふさわしい内容になりました。